骨粗鬆症のお話 こつそしょうしょう

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは

◆骨粗鬆症ってどんな病気?

骨粗鬆症とは、骨の成分であるカルシウムが少なくなって骨量が減り、いわゆる「骨がスカスカ」と言われるような、折れやすくて脆い状態になる病気です。

◆骨の新陳代謝ってどうなってるの?

骨というのは、本来はいつも「壊すこと」と「作ること」を繰り返していて、常に新しい細胞に作り替えられています。

古くなった骨の細胞を「壊す」仕事は、「破骨細胞」というものがやってくれます。
これは、酸を出して溶かしていきますいきます。

そして、そこに新しい骨の細胞を「作る」のは「骨芽細胞」の仕事です。
これは、血液中のカルシウムを取り込んでいくことで新しい骨ができていきます。

ちゃんとそれぞれの役割分担があるんですね。
そしてそれによって、全身の骨は2~3年で新しくなるんです。
しかし、この新陳代謝のバランスが崩れ、「作る」よりも「壊す」方が勝ってしまうと、結果的に脆い骨になってしまいますね。

◆食べた物から吸収したカルシウムはどうなるの?

私たちが食事から摂取したカルシウムはいったん骨に蓄えられます。
血液中のカルシウム濃度というのは、常に一定に保たれています。
それは、カルシウムが私たちの体の細胞の活動にとって必要不可欠だからです。

カルシウムは血液の中に混じって全身を巡り、筋肉の収縮や脳の情報伝達、ホルモンの分泌など色々な働きに関与しています。

ですから、もし、血液中のカルシウムが減ってきた場合は、必然的に骨を溶かすことによって血液中のカルシウム濃度を増やしていきます。全身の各細胞たちの機能が低下してしまっては大変ですからね。骨よりもそちらを優先するんです。人間の身体は凄くうまいことできてますね!


◆なぜ女性に多いの?


骨粗鬆症は特に閉経後の女性に多いのですが、それはなぜでしょう?
なぜかというと、骨の形成は「女性ホルモン」と関係が深いからです。

女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」は、次のような働きがあります。
(1)カルシウムを骨に沈着させること。
(2)破骨細胞の働きが過剰になり過ぎないようコントロールする。
このような働きによって、骨が壊されるのを抑えてくれるという仕組みがあります。

ですから、「エストロゲン」の分泌が盛んな年齢では骨は丈夫です。
しかし、閉経が近づく頃には「エストロゲン」の濃度は下がってきていますし、閉経後はさらに急激に分泌が減っていきますので、骨量もそれに伴いグッと下がってしまうんです。

 
ページ最上部へ