「綺麗なお肌になりたい!」というのは女性なら誰もが持っている願望ですね。
●小さなニキビがちっとも治らない~
●赤く化膿する大きなニキビができる
こんなお肌の悩みは女性にとってたいへん深刻です。
洗顔もきちんとしているし、ビタミン剤なども飲んでいるのに、あまり効果が出ないと困っていらっしゃる方が漢方相談によく来られます。
東洋医学では、ニキビは「湿熱」という状態にあると考えます。
人には、体が冷えやすい「寒証」タイプと、熱くなりやすい「熱証」タイプがありますが、赤く化膿するようなニキビができやすい人は熱証タイプです。
体の中の余分な熱が顔に上って、炎症が起こりやすくなっているのです。
さらに血液の汚れ、つまり瘀血もニキビの原因の一つになります。
暗紫色のニキビができる人はこの瘀血がからんでいる場合が多いですね。
瘀血かどうかの判断は、舌の裏の静脈が怒張しているとか、舌に紫色の斑があることなどでわかります。女性なら生理痛がひどいとか経血に塊が混じることもあります。
治療は、清熱解毒の漢方薬と、血液浄化の漢方薬、お肌をなめらかにするヨクイニンなどを組み合わせて服用していただきます。
また胃腸の調子が悪くてもニキビができますから、その場合は、胃腸の調子を整えていくと綺麗になっていくこともありますね。
こうして漢方で根気よく治療していけば、ひどいニキビも徐々に治っていきますよ。
そして、ニキビができなくなってくれば、次はニキビ痕の色素沈着を綺麗にしていく漢方薬に切り替えていきます。
ニキビでお悩みの方、漢方でツルツルの綺麗なお肌に変身しましょう!